簡単なあらすじ
主人公の修一はフルコミッション制の保険会社に勤める営業マンで、仕事の環境や内容、家族関係など、さまざまな悩みを抱えていた。
そんな決して幸福な状態とは言い難い状態の彼は、ある日街の中をただあてもなくぶらぶらし、ただ目的もなく一台のタクシーを止める。
タクシーに乗り込むと運転手はなぜか本来知り得ないような修一の情報を知っていた。
“あなたは運がいいですか?”
運転手はふとそんな質問を修一に投げかける。
“私は運を転ずるのが仕事です”………
このタクシーの運転手は一体何者なんだ!!!!!!!!
…………
読んでみて
この本を純粋にあまり知らない状態で読みたい方はここから先は読まない方がいいかもしれません
この本はジャンルとしては小説なのですが、読んでいて非常に学びが多く、自己啓発書的な側面もあります。
1人の主人公(修一)と運転手(運転者)を中心に物語は展開していくのですが、「運とは何か」、「報われない努力はあるのか」、「プラス思考とは何か」などさまざまなテーマが出てきます。
それらのテーマに、主人公と運転手の対話、運転手が連れていく場所(運を転ずる場所)での人々との関わり合いを通じて答えが与えられていきます。
それらの話を聞き、主人公は最初は腑に落ちない点などがありながらも、徐々にそこで得たものを今後のより良い人生に活かしていき、幸せとは言えない現状を改善していきます。
響いた言葉
“運にいい悪いはありません。運というのは貯めた人だけが使うことができるんです…”
“運を掴むアンテナの感度は上機嫌の時に最大になるんです”
“とにかく頑張っても報われない時には運は溜まっているんですよ。同じだけ努力したのに、結果が出なかった人はその分運を貯めたんです。あとでもっといいことが起こります。”
“頑張っているのに報われないと言っている人は、みんな種を蒔いてそれを育てているんですが、ちゃんとした収穫の前に「まだ育たない」と言って嘆いているようなもの。もっと長い目で見たら報われない努力なんてない”
“本当のプラス思考というのは、自分の人生でどんなことが起こっても、それが自分の人生においてどうしても必要だから起こった大切な経験だと思えることです”
今日はこんなところにしておきます~~~~~~~😌
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