基本情報技術者合格のためのロードマップ

4月の下旬に基本情報技術者の資格試験を受けて、それに合格したのでそれについて書いていきたいと思います。

基本情報技術者資格について

基本情報技術者はIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施しているIT系の資格です。

IPAのウェブサイトに載っている図を参照すると情報処理技術者側としてのエントリーレベルに位置付けられていることがわかります。
情報処理技術者としての基本的な知識を持っていることの証明になるので、IPAのウェブサイトの試験情報ページにも書いてあるようにITエンジニアとしての登竜門として受ける方も多いと思います

本屋さんの資格コーナーに行くと、よく目にするITパスポート試験と比較するとより専門的な内容も要求されるので少し難易度も高くなっているのかなと思います。
ITパスポートは取ったけど少し物足りないなぁという方が、次に検討する資格として最適だと思います。

また2023年4月から試験制度に変更があり、従来の上期(4-5月)・下期(10-11月)の実施からCBT方式による随時実施になりました!
※CBT方式:受験会場に行きコンピュータを利用して実施する試験の方式

これによってより受験機会が増え、すぐに受けたい・自分のペースで勉強を進めたいという方にとってはより受験しやすくなったと思います。

試験会場も各地に用意されているので、都合の良い場所を選んで受験することも可能です。

出題形式について

まず基本情報技術者試験には科目が二つあります(科目Aと科目B)

科目A試験と科目B試験両方が合格点(共に600点/1000点)を取れていれば合格になります。

科目A

試験時間90分
出題形式多肢選択式(四肢択一)
出題数・解答数出題数:60問
解答数:60問
合格点科目評価が1000点満点中600点(IRT方式)

科目の概要は以上の表のようになっています。

出題内容は、コンピュータの基礎知識・データベース・ネットワーク・セキュリティ・マネジメント系・ストラテジ系など多岐にわたります。

知識を問う問題が多いですが、簡単な計算問題も出題されます。

科目B

試験時間100分
出題形式多肢選択式
出題数・解答数出題数:20問
解答数:20問
合格点科目評価が1000点満点中600点(IRT方式)

科目の概要は以上の表のようになっています。

科目Bではアルゴリズムとプログラミング分野の問題が16問、情報セキュリティ分野が4問の合計20問で構成されています。

アルゴリズムとプログラミング分野の問題に関しては、書いてあるプログラムを読み解きながら虫食いになった部分を回答したりする形式が多いです。
ある程度の分量のプログラムを読んでから何をしているのか理解する能力、短い時間で回答する情報処理能力を求めるような形式です。(単純に一問あたり5分ほどで回答していかなくてはなりません)

情報セキュリティ分野の問題は長い文章を読んで、セキュリティに関する知識を問う問題が多いです。(比較的科目Aの問題を文章問題にしたような感じですかね………)

私が行った対策

まず、基本情報者試験の対策として私が使用した教材を2点とサイトを紹介します。

やるのは参考書一冊と、問題集1冊で十分だと思います。
参考書に関しては私は上にあげたものを使用しましたが、世の中には
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和05年」や
【令和5年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集
など評価の高い参考書がいくつかあるので書店に足を運んで自分の好みにあるものを選ぶというのでいいと思います!!!

どの参考書を使用するかよりも、いかに一冊の参考書をやりこむかの方が大切です!!!!!

勉強の流れ

科目A

私がやった手順としては、まず参考書を一通り目を通してどうゆう知識が必要になるのかを確認しました。
大学生の頃に一回基本情報技術者試験の勉強をしていたこともあって、その頃学習したことを思い出しながらという感じでやっていました。

基本的には色付きの単語などが重要なのでその部分を中心に暗記をしていき、章末についている問題で確認作業をしました。

もちろん、色付きや太字になっていない部分が試験で問われることがあるかもしれませんが最初はその部分はやらなくてもいいのではないかと思います。とりあえず一回目を通して雰囲気を掴むということの方が大切だと思いす。
※参考書の知識を完璧にしようと思うととんでもない時間がかかってしまいますし、合格をするという本筋を見失ってしまうことになるかもしれません。(知識の中にも出題されやすいものとそうでないものはあるので、知識の部分はある程度まで理解できたら、問題集をこなしてその都度戻ってくるというやり方が良いと思います!!)

ここで知っておいてもらいたいことが一点ありまして、基本情報技術者試験は過去問と同じような問題が結構出題されます。また、合格点も6割程度なのでただ資格を取りたいという場合などは、そこまで高得点を目指す必要はありません。
私が受験した際にも過去問でみたのとほとんど同じ問題が何個か出題されていました!!!!


なので一通り知識を入れたなと思ったら早速、『基本情報技術者パーフェクトラーニング予想問題集』基本情報技術者過去問道場を使ってどんどん問題演習をしていくのが最善かなと思います。

最初はA問題にフォーカスして何度も問題を解いていきました。『基本情報技術者パーフェクトラーニング予想問題集』には4セット分の模擬試験が掲載されているので、そこで雰囲気を掴みましょう。

問題を解いている中で、自分の中でこの部分が苦手だなとか、弱いなということがつかめてくると思います。

そういう場合には基本情報技術者過去問道場を使って特定分野の問題を解いたり、時には完全ランダムで隙間時間に解いたりしていました。

基本情報技術者過去問道場は超絶おすすめです!!!!!!!!!
何年にもわたる過去問が無料で閲覧できますし、ウェブサイト上で問題演習、解答・解説の確認ができます。

科目Aに関しては以上のようなやり方をして対策をしていきました。(実際の得点を見ても9割ぐらい取れていたのでやり方としては間違っていなかったように思います)

つぎに科目Bの対策について述べていきたいと思います。

科目B

科目Bに関してはアルゴリズムとプログラミング分野の問題が16問、情報セキュリティ分野が4問で構成されています。

アルゴリズムとプログラミング分野の問題に関しては、知識というよりは思考力を問う問題が多いので、それに応じた対策をする必要があります。

一方で情報セキュリティ分野の問題に関しては基本的にはA問題と同じで知識を過去問等を通じて固めていくというやり方でいいと思います。(基本情報技術者過去問道場でセキュリティ分野の問題を解いていきましょう!!!)

私は基本的に『基本情報技術者パーフェクトラーニング予想問題集』の4セットの問題を解いて解説をしっかり読みながらやっている内容を理解するという作業をこなしていました。

プログラムを0から書くという必要はないので、プログラムが何をやっているのかをトレースできるようにするというトレーニングをするといいと思います!!!!!

ただし実際受験した後に感じたのですが、『基本情報技術者パーフェクトラーニング予想問題集』の問題はかなり難易度が高いように思います。

直前にこのぐらいの難易度の問題だとやばいかもと感じましたが、
実際は『基本情報技術者パーフェクトラーニング予想問題集』の基本問題ぐらいの難易度の問題が多かったので、難しい問題についてはそんなに解けなくてもいいのかもしれません。

ここで一点触れておきたい点があります。プログラミングを全くやったことがないという方などは、プログラムを読むこと自体に苦労してしまうかもしれません。

時間のある方は、プログラミングの基礎的な本を一冊やって対策をするということも結果的には早道かもしれないと思います。


ただし、そんなに時間がかけられないという方や、『基本情報技術者パーフェクトラーニング予想問題集』を解いてみてプログラムを読むのがそんなに苦ではないという方は、基礎的な処理(配列・選択処理・繰り返し処理….)を『栢木先生の基本情報技術者教室』などを通してしっかり理解するというところに重点を置いて学習するというので良いと思います。

※プログラミングの知識と直接関係があるかはわかりませんが科目Bを解く際に絶対押さえておいてほしいことがあります。コメントが書いてある場合には必ず参考にしましょう!!!!
コメントはプログラムが何をやっているのかを理解する上で非常に役に立ちます!!!!!

科目Bは量よりも質を重視していく方が良いと思います。問題を解き終わったら復習をしっかりとして同じ問題が出たら必ず解答できるような状態にしていくようにしましょう!

『基本情報技術者パーフェクトラーニング予想問題集』の最初の方に”擬似言語によるアルゴリズムの学習方法”というページがあるのでそこも読んでみると対策の参考になると思うのでおすすめです!

まとめ

今回は私が基本情報技術者試験に合格するためにしたことなどを中心に書いていきました。

どの資格などにも共通することかもしれませんが、一通り知識をつけて、あとは過去問で問題演習をこなしていく。地道ですがこのようなやり方に勝るものはないと思います。

これから基本情報技術者試験を受験をする方や、検討している方の参考になれば嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました!

では今回はここまで〜〜〜〜😊

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