2023年5月28日(日)、SOMPO美術館で開催されている“ブルターニュの光と風”という展覧会に行ってきました。
上野の東京都美術館や国立西洋美術館、六本木にある新国立美術館はこの一年でも何回か訪れているのですが、SOMPO美術館に行くのは今回が初めてになります。
SOMPO美術館といえば、ゴッホの”ひまわり”があることで有名ですよね。
今回の展覧会の来訪にあたっては、”ひまわり”を自分の目でしっかりと見るという願望が心の結構な部分を占めていたかもしれませんwww(展覧会の作品は?????)
自然の豊かさを感じる
ブルターニュ地方は豊かな自然や独自の文化を育んできた歴史などが多くの画家を惹きつけ、数多くの作品が現在に至るまで作成されてきました。
今回の展覧会では、ブルターニュに関する作品を多く所蔵するカンペール美術館の作品を中心にブルターニュの魅力を感じることができるようになっていました。
私は、印象派の画風が大好きなのですが、モネをはじめとした多くの作品が展示されていたのは非常に良かったです。
個人的なことにはなってしまうのですが、美術館を訪れた時に感じることが一点ありまして。
最初は体力が有り余ってますからできるだけ多くの作品を見たいという思いが強く、展示されている作品数が多いと非常に高揚感を覚えます。ただそういう時に限って疲労感が溜まり、最後の作品がなかなか味わえない。こう感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか????
今回の展覧会は展示作品が約70。多すぎず少なすぎない。純粋に一点一点の作品を噛み締めながら味わうことができるちょうどいいボリュームだなと感じました。(私の体力の問題かもしれませんww)
さて今回の展覧会について話を戻しましょう。
以下に数点私が個人的に感銘を受けた作品を紹介したいと思います。
この作品、本展覧会の最初を飾る一点なのですがなんと言ってもそのスケールに圧倒されました。岩のゴツゴツ感、その岩に打ち付ける荒波。
スケールの大きさとは裏腹に、非常に繊細なタッチで描かれていて近くで見ても画家の努力を窺い知ることができました。
2枚目はこの作品。色彩の豊かさに何よりも惹かれました。個人的にこの作品の一番好きな点は、夕陽を反射している海面の部分です。
写真では出せない絵画の良さがこの部分に最も表れていると感じました。写真の良さはもちろん情景を鮮明に捉えることですが、絵画だとそこに画家の感性・程よい抽象性などが入り込む余地があると思っていて、普段感じることのできない感性が刺激されたりします。
家の煙突から出る煙、家のそばで座っている人の姿などからもそののどかさが感じられました。
3枚目はこの作品。繊細~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~🤩!!!!!!。写真の感じだと伝わらないと思いますが、とにかく繊細なんです。細い筆で一つ一つ丁寧に仕上げているんだろうなぁというのが感じられました。
特に絵の右上の日に当たっている部分の街並みの色彩、広場で買い物や立ち話をしている人々の姿など見ていて引き込まれました。色彩の豊かな作品が好きなのかもしれませんww
最後はやっぱりこれ。“ひまわり”
今回の展覧会とは直接は関係ないですが……..w
初対面だったのですが、思ったより大きかったです。
生前はなかなか評価されなかったゴッホの人生と重ね合わせて鑑賞してみると、現代では多くの人々を惹きつける魅力を持っているのに”なぜ?”と感じざるを得ないほど見入ってしまっていました。
真正面から、斜めから、近づいたり遠ざかってみたり、色々な方向から眺めていました。
あまり美術に詳しい方ではないので、普段の展覧会などでも知っている作品に出会えることはなかなかないですが、自分の中で最も馴染みのある作品の一つである”ひまわり”にようやく対面できたことはそれだけで訪れた価値のあるものだったと思います😊
ブルターニュの自然・文化を感じたい方はぜひ
“ブルターニュの光と風”
印象派が好きな方、自然の豊かさを描いた作品が好きな方。2023年6月11日(日曜日)まで開催されているみたいなので是非足を運んでみてください。
ひまわりあります(展覧会とは関係ないですがここ大事ww)
感動すること間違いなしです😄
今回もブログ読んでいただきありがとうございました。
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